さて、和心の教室にやってきたココロちゃん。 さっそく質問です。

 津軽三味線って、唄いながら弾くんだよね?

 いいえ。 津軽三味線を唄いながら弾くことは、まずありません。
 基本的に、歌い手さん三味線演者とに演奏者が分かれているためです。
 演歌歌手の方が、曲の中でほんのさわりだけ津軽三味線を弾くという演出をされることはあるようです。

 へぇぇー!じゃあ、津軽三味線って、そもそもどんなの?

 津軽三味線は、津軽民謡の伴奏として演奏されていました。
 撥(ばち)を三味線に叩きつけるようにして弾くため、迫力があります。
 「津軽じょんがら節」は、ココロちゃんも、どこかで耳にしたことがあるかもしれません。
 この曲のように、 テンポが速く聴いている方もリズムを感じやすい曲が多いことや、
 即興演奏を 重視するのが津軽三味線の特徴です 。
 最近では、「曲びき」と言って、前奏部分を長くして津軽三味線を聴かせる!というソロも多いです。
 他の楽器と、コラボレーションすることもあります。


 おばあちゃんが弾いていた三味線は、のんびりでリズムも感じにくかった。
 やっぱり津軽三味線じゃなかったみたい。
 三味線にも色々あるんだね。

 そうですね。
 一口に三味線といっても、三味線の材質、弾き方、曲調まで様々な種類があります。

 

 沖縄三線って有名だよね? 津軽三味線の人でも出来るの?

 津軽三味線を使って、沖縄民謡を弾くことはありません。
 沖縄の三線(さんしん)は、津軽三味線で使う撥(ばち)ではなく、
 指につけた爪のようなものやピックを使い演奏するようです。
 同じ三味線といえども、演奏方法が多少違うので、いきなりプロ並みに上手く弾くのは難しそうです。
 津軽三味線奏者の中には、他の楽器に精通していらっしゃる方もいます。

 

 

 ところで、津軽三味線って猫の皮でできてるんだよね?

 一般的には、三味線イコール猫の皮というイメージが強いですね。
 しかし、実は、津軽三味線は、犬の皮で出来ています。
 犬の皮が使われる理由として、色々な説があります。
 津軽の気候や耐久性の問題とも言われています。
 ちなみに、沖縄の三線は、蛇の皮でできているそうです。

 

 

 三味線も、バイオリンみたいに大きさが色々あるの?
 身体が大きくなるのにあわせて買い直すの?

 三味線は、基本的に大きさは一定です。
 子供さんでも、大人が使うものと同じ大きさの三味線を使います。

 

 

 エレキギターときたら、エレキ三味線!!でも、そんなのあるの?

 まさしく、エレキ三味線というものがあります。
 アンプにつないで、立って演奏することもあります。

 

 

 楽譜って難しそうだね?普通の音符?初心者でも読めるのかな?

 楽譜は、西洋の五線譜と違って数字で書かれています。
 とてもわかりやすいですから、初めての方でも心配はいりません。

 

 

 津軽三味線って、若い人もやってるの?

 津軽三味線は、若い人にも人気があります。
 迫力、即興性が高く、他の人とは違った個性を出しやすいという部分に
 魅力を感じるのではないかと思います。
 演奏家も、大御所の先生方ももちろんいらっしゃいますが、
 上妻宏光さん、吉田兄弟さんなど若手の活躍も目立ちます。

 


 今日はありがとう。 津軽三味線の音ってカッコイイし、面白そうだね。
 ココロちゃんもやってみたくなっちゃった。

 気に入っていただけて嬉しいです。でも、ココロちゃん、まだ小さくて三味線が持てませんよね?
 先ほど説明したように、一般的には、小さい三味線というのは手に入れるのが難しいのです。
 大人になれば、何とか持てるかもしれません。それまでは、色々な演奏を聴いてみてくださいね。

 

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