ご挨拶
津軽三味線奏者の鈴木利枝です。
私の新しいHPのブログを訪ねてくださり、ありがとうございます✨
まず最初に皆さまへ私の思いを3つお伝えしたいと思います。
一つ目は『津軽三味線の可能性の追求』です。
私は小学生の頃にこの楽器と出会いました。
時に激しく、時に切なく、優しくもあり、哀しくもある。
変幻自在のその音色に私は魅せられ、以来、夢中で撥を振ってきました。
一挺の津軽三味線で、音の万華鏡を創り上げるたい、その思いを「一挺万華(いっちょうばんか)」という言葉に込めました。
煌めく音を求めて、古典にもオリジナルにも向き合っていく所存です。
ニつ目は、『生演奏』です。
古代儀式の手拍子や大地を踏み鳴らす音、祭りの笛太鼓、教会の讃美歌。
これらはみな、同じ時に同じ場所にいる人に向け音を発するという、人間の本能ともいえる行為です。
発達する情報技術は省人化やリモートワークなど様々な恩恵を世に与えました。
一方で私たちのスマホやパソコンには、会ったこともない人からの虚実混交の情報が毎日届きます。その情報を発したのは人工知能で、人が関わっていないこともあるといいます。
今ほど、「目の前にいる」ことが軽視される時代はないと思うのです。
昨今のコロナ禍はその流れを信じられないほど加速しました。
こういう状況だからこそ、
私は「今、目の前にいる人のための演奏」をしたい。
音の波動は、聴く人の鼓膜を震わすだけでなく、肌を打ち、睫毛を揺らします。低音がお腹に響きます。
「目の前にいる」ことの素晴らしさを感じてもらえる音楽を提供することが、無上の喜びです。
3つめは『和心』(わごころ)です。
大学を卒業して、新しく始めた津軽三味線教室の名前を「和心」にしました。
学生時代、色々な国を訪れました。皆、自分の国の文化に誇りを持ち、相手の文化にも敬意
を払っていました。
「和の心」日本の楽器をもっと日常の中に、もっと身近に、更に三味線を通じて「人と人の輪が広まるように」「心が和むように」そんな思いを持ち「和心」と名付けました。
これからも、津軽三味線教室「和心」を続けることにより、皆さまの生活の中で津軽三味線が癒やし、張り合い、潤いになっていただけたら幸せです。
新たなHP開設にあたり、今の思いを述べさせていただきました😃
何故か緊張して固くなりましたが(笑)😅
これからもご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます✨