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2023 11.11(SAT)

新お稽古場・吸音と遮音

 

建て直していた、自宅兼お稽古場が完成間近です。

 

洗いだしの玄関に、格子の引き戸。

軒の裏には大分県産の杉板を張って頂きました。

 

昨日、大分大学工学部の富来教授(音響工学ご専門)と学部の皆様にお越しいただき

最終的な音響測定していただきました。

 

設計段階から関わって頂き、遮音と吸音のバランスを取って頂きました。

 

まず、私が大分大学の無響室にお邪魔して三味線のデシベル測定。

その後いろいろな場所で測定。

 

音が外に漏れず、さらに室内で耳にキンキン痛くなく、かといって吸音しすぎず

美しい響きが残る…という難しい要望に応えて頂きました!

 

巨大な装置をお持ちいただき

室内、屋外、廊下等々、色々な場所で数値を測定。

そして、「数値では大丈夫と思うのですが…」と皆さんが見守る中、ついに?室内で演奏。

 

教授、助教授、学生の皆様、建築会社の社員さん、家族、総勢10名以上

 

しーん。

 

べべん!

 

耳に痛くないし、響きも残っているし、他の室内にも音が漏れないし、

良い!

 

と実感できました。

 

皆さん

「よかった~( ;∀;)」

 

建設会社の社員さんは特に

「引き渡し間近で、工事やり直し等ならなくてよかった( ;∀;)」と

本当にほっとされていました。

ご心配おかけしました・・・

 

今回、建設中も何回も富来先生にはお越しいただき

測定していただきました。

 

建設会社さんは、「初めての試みです」という中

吸音素材を天井に張って頂き、それを杉板を格子状に配列することにより

見た目も良く仕上げていただきました。

 

先生も「個人住宅でこの吸音素材を使うのは初めてじゃないかなぁ」と。

 

稽古場内には三味線専用棚も。

20挺近く入ります。

 

壁を珪藻土にして、湿度もコントロールできるようにしていただきました。

 

 

沢山の方々のおかげでとても良いお稽古場になりそうです(まだ完成ではない^^;)

 

来月から、新しいお稽古場になります。

 

ありがとうございました!!!

 

どのお弟子さんが、最初にいらっしゃるかな?

 

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