使っている糸と駒
「三味線、どの糸を使っていますか?」
「駒の高さは?」
と、聞かれることがあります。
糸は色々変えますが、多いのは下記の感じです。
1弦は浄瑠璃糸の中口
2弦はテトロン15-2(お気に入りのものが販売中止になりました…)
3弦はふじ糸ナイロン13-3
絹糸は、私の弾き方が強いのか、すぐに切れます(--;)
駒の高さは独奏の時は2分8厘~9厘など高めが多いです。
高さがないと、私の場合は音量が物足りなく感じ、不完全燃焼な気持ちになります。
練習、合奏などは2分6厘~7厘を使うことも多いです。
初心者のお弟子さんなど、弾き方がまだ安定していない方が高い駒を使うと
弾きにくく感じることが多いので、おすすめしていません。
スクイ、ハジキなども慣れないとしにくいかもしれません。
曲によって、低い駒の方が滑らかに美しく聴こえると思う時もありますので
一概には言えませんが・・・
調弦は基本的に4本(CGC)でしていますが
演奏の時は6本(D)ですることもあります。
どうしたらよい音がするのか、試行錯誤しますが
庭から
「ほ~ほけきょ」と鶯の美しい鳴き声が聞こえ
自然にはかなわない、と思ったりもします。
鶯も色々で、
「ほ~ほけきょ」とうっとりする鳴き声の子もいれば
「け、け、けきょ…ほ,け、けきょ」と
ちょっと不器用な子も(笑)
少し調べてみたら
「ほ~ほけきょ」は求愛の鳴き声
「け、けきょ、けきょ」は警戒の鳴き声
だそうです。
不器用なわけではなかったです(^^;)
私の三味線の音に反応して、警戒の鳴き声に変った?
高橋竹山さんは、鳥のさえずり、自然の音をよく聴かれていたと聞いたことがあります。
私も自然の音、他の楽器の音、色々吸収して
もっともっと美しい音を奏でられるようになりたいものです。