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2022 03.25(FRI)

使っている糸と駒

 

「三味線、どの糸を使っていますか?」

 

「駒の高さは?」

 

と、聞かれることがあります。

 

 

糸は色々変えますが、多いのは下記の感じです。

 

1弦は浄瑠璃糸の中口

 

2弦はテトロン15-2(お気に入りのものが販売中止になりました…)

 

3弦はふじ糸ナイロン13-3

 

 

絹糸は、私の弾き方が強いのか、すぐに切れます(--;)

 

 

駒の高さは独奏の時は2分8厘~9厘など高めが多いです。

 

高さがないと、私の場合は音量が物足りなく感じ、不完全燃焼な気持ちになります。

 

練習、合奏などは2分6厘~7厘を使うことも多いです。

 

初心者のお弟子さんなど、弾き方がまだ安定していない方が高い駒を使うと

 

弾きにくく感じることが多いので、おすすめしていません。

 

スクイ、ハジキなども慣れないとしにくいかもしれません。

 

曲によって、低い駒の方が滑らかに美しく聴こえると思う時もありますので

 

一概には言えませんが・・・

 

調弦は基本的に4本(CGC)でしていますが

 

演奏の時は6本(D)ですることもあります。

 

どうしたらよい音がするのか、試行錯誤しますが

 

庭から

 

「ほ~ほけきょ」と鶯の美しい鳴き声が聞こえ

 

自然にはかなわない、と思ったりもします。

 

鶯も色々で、

 

「ほ~ほけきょ」とうっとりする鳴き声の子もいれば

 

「け、け、けきょ…ほ,け、けきょ」と

 

ちょっと不器用な子も(笑)

 

少し調べてみたら

 

「ほ~ほけきょ」は求愛の鳴き声

 

「け、けきょ、けきょ」は警戒の鳴き声

 

だそうです。

 

不器用なわけではなかったです(^^;)

 

私の三味線の音に反応して、警戒の鳴き声に変った?

 

高橋竹山さんは、鳥のさえずり、自然の音をよく聴かれていたと聞いたことがあります。

 

私も自然の音、他の楽器の音、色々吸収して

 

もっともっと美しい音を奏でられるようになりたいものです。

 

 

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